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クズの本懐のアニメ版の感想です。
アマゾンプライムのほうで見放題だったので、そちらで数日間かけて見終わりました。
主人公の安楽岡 花火は幼馴染のお兄ちゃんが好きだけど、彼には好きな人がいる。
そのお兄ちゃんが好きな人である皆川 茜先生を好きな、粟屋 麦と花火はある種契約のような恋人関係を結ぶようになる……といったものです。

実はお互いが好きだと心のどこかで気づいていくが踏み出せないみたいな、もっと切ない感じになると思っていましたが、実際は全然違っていました。

途中まではそれっぽかった気がしたのに、花火と麦が二人で告白して振られようという話をしてから、花火は振られて、麦は茜先生とよくわからない関係になってしまって、麦は結局茜先生が好きで他の人はどうでもよかったんだろうかと思ってしまいました。あと、結局茜先生はなんであんな風になっちゃったんだろう…というのが率直な疑問。

登場人物の多くが「クズ」という言葉でひとくくりにされているからといわれればそうなんですが、
あの友人が好きな人が自分を好きだった。それを知った友人がお似合いだといったからああなった……というのがどうにも腑に落ちなかった。
花火は主人公だから、描かれるシーンも多くて、そういうものかなと思うところはあったけど、茜先生が結局意味が分からなかった。
茜先生は自分を変えようとするんじゃなくて、受け入れてくれる人が良かったんだろうけど、
受け入れる範囲というものが普通ありえないような気がしました。
お兄ちゃんもお兄ちゃんで一件包容力があるように見えるけど、茜先生をお母さんのようなものとして見ている描写がどうしても多く感じられて、なかなかタイトルを借りればクズのような気がします。
茜先生はお兄ちゃんに最後は好意を抱いていたようだし、お兄ちゃんのほうも恋愛感情はあるんだろうけど、なんかこうなんともいえない感じでした。

最初は扱いがひどいなと感じていたモカが一番いい描かれ方をしていた気がします。
ずっと麦が好きで、自分の感情に忠実になろうとしたけど、結局失恋をして、自分で立ち上がろうとした(現に立ち上がって、クラスの中で浮いていたけれど友人もできて新しい居場所を作り上げた)

その姿を見て、花火も今のままではいけないという結論に達したのかなと……。

ラストの二人の別れは分からなくもないけれど、大人二人の関係と、麦にとって花火はなんだったんだろうという気持ちがわいてきて、すっきりしない印象でした。
モカは幼馴染としては大事だったんだろうけど……。
コミックの最後までアニメでしたようなので、駆け足の部分はあったのかなという気はするけれど……。
茜先生の元カレ?と花火のエピは必要だったんだろうか…。

漫画のほうで番外編もあるらしい?のですが、その辺りもすっきりするのかな。

絵はものすごく綺麗でした。

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